最後の授業で名残惜しさを感じたらその生徒さんを送り出すベストタイミング
※先生向け記事です!
「えー、なんだか終わった気がしない~!」
「また来週も授業があるような気がする!」
最終回の授業終了直後、終了生となった瞬間の生徒さんからのことば。
私はこれを聞くとうれしく感じます。
自分の役目を終えたと思えます。
ちょっと手ごたえが弱いかもしれませんが、
実はこうおっしゃる生徒さんは、とても満足してくださっていることを知っているから。
英語講師歴、この春で18年目になる私。
これまで多くの生徒さんとの出会いと別れを繰り返してきました。
生徒さんの数だけ、ドラマがあります。
子どもでも大人でもそうですが
生徒さんを送り出すときにいただいてきたうれしいことばの中で
「えー、終わった気がしないからなんだかピンとこない!」
「来週もまだ続く感じがする!」
これを聞くと、うれしくほっとするのです。
実はみなさん大丈夫。
こうおっしゃる生徒さんほど、切り替えは早いことを私はよく知っている(;・∀・)。
名残惜しいといいつつも、来週の同じ曜日にうっかり間違って二度とお越しにはなりませんから(笑)
「えー、終わった気がしないからなんだかピンとこない!」
「来週もまだ続く感じがする!」
生徒さんがそうおっしゃるときは、同じく私もそう思っていることが多い。
なので私もなんとも名残惜しいのですが、いやいや、この情に流されてはいけませんよ♪
指導する生徒さんには「送り出す時期」があると私は思っています。
このタイミングを逃すと、その生徒さんはそこで頭打ちになります。
ですので私はその生徒さんに対して
「私ができることはやった」と一瞬でも思ったら、それは間違いなく送り出すタイミングだと思っています。
もちろん必ず同時に
「いや、早くないか?ほんまにこの生徒さん、大丈夫か?」「なんだか名残惜しいかな?」と感じるのですが、
それは私のエゴ。
このエゴに負けたら、失敗します。
ですがそう自信をもって言えるまで、私は15年近くかかりました(それだけ見極めは難しいということ)
先生がこのタイミングの見極めができずに
その生徒さんをいつまでも抱え込むと、その生徒さんはもうそれ以上伸びなくなります。
教室収入確保の面では悩ましいところですが、
先生としてどちらを優先するか、これは教育サービス業の永遠のテーマではないかと思います。
なお、生徒さんのことばを鵜呑みにして残っていただくと・・・?
数か月後、その生徒さんはまさかの不満を言い出すことが多い(実体験より)
そうなると、一転して不幸な終わり方をすることにもなります。
安心感が惰性になってしまうと、不満に変わるのですよ。
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