英語講師もうすぐ20年目の私が生徒さんの斬新な思考に学びを得た話(・∀・)
※この記事は基礎レベルの大人の英語学習者さん向けに書いていますが、英語を教えている先生方にとっても何かのヒントになれば幸いです。
なんじゃこの話?ですよね(笑)
これは生徒さんとTOEIC®スコアの話をしている時の話です。
まずは私のことば↓
「TOEIC®スコアと英会話力とは別モノ」
「英語話せないのにTOEIC®のスコアだけとっても、使えない」
「点だけの人になってしまうってこと」
TOEIC®は聴力と読解力の試験。
(TOEIC®テストには別途スピーキングとライティングの試験もありますが、今回はその話ではなく)
英語力を底上げするにはTOEIC®対策学習は非常に有効ですが、残念ながらTOEIC®対策学習だけで英会話は上手くなりません。
英会話ができるようになりたければ、
別途英会話学習をしない限り上達することはありません。
同様にTOEIC®スコアを取得したいなら、別途TOEIC®対策をすること。
この教室にお越しになる方ほぼ全員、英文法学習に対してあまりにも素敵すぎる大妄想を描いているのですが・・・
いやいや、それ違います。
英文法はそれらを達成するうえでの最初の土台でしかないのです。
ちょっと冷静に考えてみていただきたいのです。
英文法の授業を聴いているだけで、
参考書を読んでいるだけで
機械的にドリル問題を解いているだけで
いつのまにか自然に英語がペラペラ話せるようになると、本当に思えますか?
えーっと脱線したので、話を戻してGo!
「英会話できるようになりたいなら、英会話の勉強が別途必要」
「TOEIC®スコアとっても英会話ができなければ『点だけの人』になってしまうよ』」
そう言うと・・・
私としては「そうですよね」というリアクションになるものだと思っていたのですが、この教室の生徒さんたちは違います(笑)
「まずはそれでも良いです♡」
「私も『点だけの人』って一度は言われてみたい♡」
「え( ゚Д゚)?言われたいの???点だけの人だよ?」
そう私が言うと・・・
「ハイ♡」
なぜかみなさんうれしそう。
その理由を聞くと、ひとまず世間様に名乗れるスコアは持っているからとのこと。
今のご自身は英語スキルに対して何もアイテムを持っていない。
そんな自分に強いコンプレックスを感じているってこと。
これが生徒さん側のリアルな心理であることを知りました。
「そうですよね。点だけの人なんて悲しいですよね」
そのような返事が返ってくると思っていたので、生徒さんのリアクションが斬新過ぎて。
そんな私の英語講師歴はもうすぐ20年目。
挫折を繰り返している基礎レベルの大人の英語の生徒さんに、この教室で英語を教え始めて11年目。
これまで多くの生徒さんと対話してきましたが、何年たってもこのような感じで日々新たな気付きを得ています(;・∀・)。