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英文法基礎からやり直した私が英文法講師になるまでの勉強法を大公開

この記事は、英文法を基礎からやり直して人生を変えた、この私のヒストリー。

中学英語のやり直しを求めている
英文法基礎レベルの大人の英語学習者の方に向けた記事ではありますが・・・

・英語中上級者の方
・英語に限らず他の分野の指導者の先生方もぜひごらんください。

※この記事最後に「中学英語学びなおし英文法基礎講座」のご案内あり。新しい一歩を踏み出してみたい方、体験クラスからどうぞ!

英文法を基礎からやり直した私が英文法講師になるまでの勉強法を大公開

英文法との出会い

世間ではミレニアムと騒いでいた、2000年前後の頃。

時代は平成初期。
当時の私は30代の前半でした。

英文科出身でも
外国語学部出身でもなく
海外経験もなく

英語は私の人生には縁がないもの
そう思って生きてきた私。

そんな私が当時転職した企業(精密機械メーカー)で、まさかの海外部門に配属。

輸出担当者として、未経験の貿易業務をすることになりました。

チャンス?それとも悪夢の始まり?
そりゃもう、悪夢でしかありませんでしたね。

当時の私の英文法力は中1一学期のis/do/doesのレベル。
基礎レベルにも到底満たない実力。

英文書が読めない・書けない・話せない・聞き取れない状態からのスタート。

周囲は英語なんて余裕の同僚たちばかり。

英語での会話は当たり前。
英語でのジョークが飛び交う環境。

海外経験豊富な方たちに囲まれた私にとっては、心底居心地が悪くてたまらない環境。

その組織での私の存在は、
英語が出来なさすぎて存在する価値ナシ。足でまといのお荷物レベルでした。

運悪く国際電話を取ってしまった時、
〝Just a moment, please.”(少々お待ちください)レベルの表現すら知らず

流暢にまくし立てられる相手の英語に大パニックになってしまい、無言で電話をガチャ切りしたひどいレベル。

あまりにも悲惨な私の英語力に周囲は絶句…。

この状況を見かねた親切な同僚に教えてもらった英文が理解できず、さらに気まずくなる始末…。

当時はGoogle翻訳ツールはありません。
自分のチカラで英文を書く時代でした。

たとえば、国際電話で使う表現のMay I have your name, please?
(お名前を伺ってもよろしいですか)

という英文を教えてもらっても
なんでMay I~?なのかわからない。

こんな表現、聞いたことがないんですけど?という状態。

Mayは「~しても良い」という助動詞
私があなたの名前を聞くから、この語順になる。

英文法力のある同僚たちに教えてもらっても、何を言っているのか理解できないのです。

1is/do/doesの時点で終わっていた私の英文法力。

主語と動詞以降の英文の語順なんてわかるわけがないのですが

この情けない経験で
「私は英文法が全然理解できていない」ことに初めて気づいた瞬間でもありました。

英文法の基礎がわからないと
いくら英文を丸暗記しても覚えられないことにも、です。

ですが頭では・・・

「英文法を基礎から、中学英語からやり直しの勉強が必要だ」

そう理解はできても、何から初めて良いのか見当もつきませんでした。

今から20年前のあの当時。
この教室のようなやり直し英文法教室などというものはありません。

やり直し英文法基礎の勉強教材なんてものも販売されていませんでした。

「英語を勉強するといえば、まずは英会話」という時代。

「は?英文法のやり直しって?」

「英文法なんてものは中学と高校で6年もやればだれでもできる」

「やり直し英文法の勉強なんて自分でやれる」

という考え方が当たり前だった時代。

当時の私もそうでした。
英会話スクールへ行って英会話を習えば、きっと自然と英文法もできるようになるハズ☆

という、なんとも甘っちょろい思考でした。

この考えそのものは間違いではありませんが
こんな中途半端な意識で英会話レッスンを受ければ、何年たっても何十万投資しても単語の羅列。

中途半端にズルズル通っているので、万年底辺クラスのまま。やる気は上がらない。

会社での苦い経験で、
中学英語からの英文法を基礎からやり直しすることがわかっていたのに

そのスイッチを入れるきっかけがつかめないまま、わからないまま、時だけが流れていきました。

「やり直し英語」「やり直し英文法基礎教室」と検索入力すると、次々と欲しい情報がいくらでもヒットする今の時代。

今ならどれほど苦労しなかったか…

とつくづく思いますが
今の生徒さんはそれはそれで情報過多で、何をどうして良いのかお困りなのですよね。

皮肉なものです。

まあ、それはさておき。
このモヤモヤ状態からの数年後、いくつもの小さなきっかけが重なり

ようやく「中学英語から英文法基礎をやり直ししよう!」というスイッチが入ります。

英語初心者の方でも堂々とはじめられる

 

なぜ英文法を基礎からやり直しすることを決めたのか

職場では「英語なんて、ガッツがあればハートで通じる!どうにかなる!」

そう思って
英文法なんて勉強しなくてもと息巻いていても

主語と動詞以降の語順がわからない私の英文はめちゃくちゃ。

その上、時制(いつの話をしているのか)がめちゃくちゃ。

輸出担当者にとって重要なのは
納期(出荷)連絡と在庫連絡。

そこに時制がめちゃくちゃな英文を書くと、業務上大問題になります。

当時の私は英文法基礎レベルで破綻。
いつの話をしているのか誤解をされることが多く、海外のクライアントや同僚に迷惑をかける毎日でした。

英語(英文法)ができる同僚たちに対して
無意識に卑屈になってビクビクオドオドしていました。

英語ができる日本人のみなさんは、
物言いがはっきりしていて自立心に富んでいる方が多い(性格キツイ)

ですがその強さは、努力をしてそれだけのご実力を身につけてきた結果でもあります。

当時の私はそんなこともわからず

「学歴高くて英文法も英会話もできるからって、偉そうで嫌な奴ら!」

そう思っていました。

「だって私はもともと英語なんてできない」
「英文科でもないし、外大卒でもない」
「そもそも留学もしていない」

「自分から希望なんてしていないのに、勝手に海外担当者にさせられた」

「そんな私は被害者だ!」

という言い訳ばかり。

自信に満ち溢れている彼らに怯えて
オドオドビクビクしているわりに

自分からは大した努力はしない。
ごまかして逃げている。

当時の私は永遠に挫折を繰り返す、典型的なダメダメ英語学習者でした。

実際にこの教室の生徒さんたちを見ていて思いますが、

世の中のほとんどの方は
人生に不満があって行動をし始めても

ちょっと壁にぶつかったり
または夢が叶う可能性が見えるとそこで怖気づいて、勝手にシャットアウト。

だれかや何かのせいにして
やりたいことを撤回することが「人生の習慣的動作」になっている。

「だって私には色々できない理由が」
「結果がすべてじゃない」
「夢を持つことに意味がある」

こんなことばかり主張していても、人生変わるわけないのです。

人生を変える気、本当にあるのか?
口だけなのです。

そしてますます手の付けられない「夢見る夢子オバサン」になる。

ますます面倒くさい人になり、年齢とともにさらに劣化していく。

これが老いるということでもありますが。。。。

ですが、私はそんな言い訳だけ人間ではありませんでした。

実際に未来へ向けて行動を起こりました。
これが万年挫折を繰り返している基礎レベルの方と私の決定的な違い。

今思えば、これが成功の分岐点と明確に言い切れます。

とはいえ当時の私は

これまでの人生を変えたくてたまらないのに、変わる最初のきっかけがつかめない状態をもがいていました。

何年も毎日グダグダしていましたが
その後意外な形で英文法基礎をやり直しへのスイッチを入れる出来事が起きました。

ある日の英会話レッスンの話。

担当になったネイティブ講師に

「積極的な英会話レッスンへの態度はOKだけど、君はもっと英文法の基礎から勉強すべきだろう」
と言われて…仰天。

下手さを恐れずによくしゃべる生徒だったゆえ、人一倍英文法のひどさが目立ったのでしょうが、それにしてもネイティブ講師に言われるとは相当ひどい(笑)。

このことばが、私を動かす最初の一歩となりました。

まさかこんな出来事で…
と思いますが、人生とは案外そんなものかも。

当時の私は、30代女子特有のクライシス(危機)

「私の人生、このままではどん詰まり…。マズイ。どうにかしたい」

周囲と比較しては焦りと不安と妬みがこれでもか的に渦巻いていた時期。

そこで出た結論は、

  • 「英語力を身につけて、何歳になってもどこの会社でも採用してもらえる実力をつけよう!」
  • 「英会話も大事だけど、私には英文法を中学英語の基礎からやり直ししよう。
    そうすれば英会話も一気に上手くなるはず」
  • 「そうだ、英会話も英文法も両方ともできるようになろう!」
  • 「せっかく英文法を基礎から学ぶのだから、英語の資格を取ってみよう!」
  • 「私の場合は英検ではなくて、
    TOEIC®対策?資格対策すれば同時に英文法力も一気に上がるので一石二鳥!」

英文法を身につければ、これですべてが一発逆転。

「これで長年の劣等感を一掃♪人生は明るい!」と本気で思っていたあたりが幼稚。

ですが英語学習に対する本質はおおむね理解しており、到達ゴール自体も間違っていないのが幸いでした。

かなり大回りを繰り返してきましたが

その後のTOEIC®対策の勉強を通じて、ようやくやっと「中学英語から英文法をやり直し」することになります。

 

中学英語から英文法の基礎をやり直し

今から20年前は、英文法を学ぶならばTOEIC®か英検対策しかなかった時代。

「英文法やり直し教室・スクール」はどこにもありませんでした。

「私の仕事に直結するのはTOEIC®だ」と思って
当時通っていた英会話スクールのTOEIC®600対策クラスを迷わず申し込みました。

当時の私のTOEIC®スコアはトータル475点。

うち、リーディングスコアはかろうじて全受験者平均レベルの200点台は一応あったものの、英文法力は中1のis/do/doesレベルよりちょっとマシなレベル。

ですので、この実力で全受験者平均点のTOEIC®600点突破クラスに入る時点で無謀。

案の定、英文法がまったくわからず授業についていくことができませんでした。

クラスでダントツビリ状態からのスタート。

英文法用語が宇宙語にしか聞こえない。

目的語とか、名詞節とか、形容詞節とか、
動名詞とか、関係代名詞とか言われても、何のことかわからない。

せっかく問題を解いても、文法がわからないため、
スライムを握っている感じで達成感がない。

解答の根拠がわからず、困り果てました。

英文法だけではありません。
英文の読解問題もまともに読めない状態。

多くの生徒さんは馬鹿にされては困ると
わかったふりをして逃げておしまいでしょうが

人生変えると決めた私はそうはしませんでした。

人より優っているのは、根拠はないけどとりあえずガッツのみ。

迷わずこのクラスを担当している先生に相談したことが、この先の私につながる道となりました。

先生からは

「とにかく英文法を基礎からやり直しして」

「TOEIC®対策と並行して、中1からの問題集を解いてみて。どこで行きづまるかよく見て。そこを補強すれば次々とわかるようになる」

今のように「やり直し英語・英文法」の勉強のやり方がなかった時代の話ですが、このアドバイスはとても納得。

そのことばを信じて、さっそく高校受験対策用の問題集を購入。

中1からの高校受験対策用の問題集を
自主勉強の時間でせっせと解き始めました。

今のような大人向けの中学英語からの英文法やり直し教材ではありません。

中学英語のやり直しは中学生が実際に学んでいる教材を使うのが一番効率的です。

出版社は「文英堂」などの高校受験用の問題集を解きました。

とりあえず中1から中3まで通過することに意味がある

そう考えた私は、
基礎レベルの薄い参考書を買って、直接書き込みしながら勉強開始。

当初はまあまあ順調だったのですが、
2の真ん中あたりの不定詞(to 原形)のところで、いきなり解けなくなったことを覚えています。

そこからは何を解いてもわからない。
これが私の行き詰まりを発見。

英語は積み上げの教科。
つまづいたところからテコ入れすれば良いことにも気づきましたので、うれしかったですね。

やり直し英文法は一度学んだことを思い出す学習。
苦手なところを補強すると、その先がどんどんわかるようになる。

パーッと視界が開ける爽快感を得られます。とにかく楽しい勉強です。

中学英語から英文法の基礎をやり直ししたことで、当初願っていたTOEIC®対策への相乗効果を発揮しました。

それから3か月後のTOEICで、
スコアは一気に「235点」アップ。

まさかの700点台超えを突破。

「中学英文法の基礎が整うと、すべての歯車は順調に回る。英語はできるようになる!」

英語初心者の方であればだれでも憧れる
このサクセスロードを一気に駆け上がり

絶対に届かないと思っていた中級者レベルへ。

中学英語からの英文法を基礎からやり直しすることは、本当に自信を持っておすすめできますね。

私が英文法講師になるまでの勉強法

実際に通った英語スクール⇒ECC外語学院に約6年

会社員時代は、《英会話》と《TOEIC®対策》クラスを同時進行。

この時代に投資した授業料はざくっと80万ぐらい。

高い?ですよね?
今の時代であればなおさらそう思うことでしょう。

ですがこれがきっかけで、
この先の人生を変えることができたわけですから、そんなに高くはないと思います。

今の時代ならもっと安価なところを探せると思います。

ですが安いということは、人件費をカットしている。
挫折を繰り返している基礎レベルの初心者の方にとって、いちばん必要な生徒ケアを得ることはできません。

大手の良さはまず講師陣のクオリティの高さ。
とくに日本人英語講師陣のレベルの高さは本当にすばらしいです。

あとは選択できる講座数の多さ。
そして、出会える人も多いので刺激をもらえること。

ただし、自分から行動を起こす方でないと、
その他おおぜいの一人になってしまい、相手にはしてもらえません。

今はだいぶお手ごろになったとはいえ、
それでも大手さんとなるとなかなかの投資額になります。

とはいえ、ある程度の英語中級レベルになるまでは安易に安いところを選ばず、きちんとした指導体制のところで受講すると成功します。

英会話クラス

平日夜 or 週末を利用して通学。
一番下の初心者超基礎レベルから一番上のクラスまで。

このあとご紹介するECC全日制専科に在籍するまでの間、4年ぐらい受講しました。

英会話は、2種類のクラスを受講しました。

①外国人講師のクラス
(レベル別・好きなときに受講できるチケット制のフリータイムレッスン)

一回40分を週2~3回・受講期間はエンドレス

②日本人講師によるクラス
(レベル別・担任制・文法解説や進路指導などのカウンセリングあり)

一回80分を週1回・受講期間1年を更新

外国人講師のクラスと日本人講師のクラスを2つ受講。

ネイティブ講師からは英語らしい自然な表現力を自由に学び、日本人講師には、英文法解説や英語を勉強する心構えを徹底的に叩き込まれました。

成功ポイントは

①外国人講師と日本人講師の良いところを活かして常にW受講したこと。
②お金を出す以上、担当講師を選ぶ選球眼をつけたこと。

その校舎でいちばん厳しいけど結果を出す、日本人講師の先生たちを志願して受講しました。
結果としてムダがなく最短で実力が上がりました。

TOEIC®対策クラス

開始時点のTOEICスコアは475点。
600点対策クラス(半年)」を受講。

次の半年は「700点突破クラス(半年)」。
非常に厳しい担当講師のもとで徹底的に鍛えられました(授業の復習をしないと次週以降の未来はないほど)

毎回の復習テストの達成度にこだわったことが、成功のもっとも近道。

前週内容の英単語・英熟語などを合格点出るために取り組めば、市販の単語本を買う必要なし。

スコア900点まで達成しました。

全日制英会話専科クラス

日本にいながら年間700時間以上の英語漬けの環境へ!
安定した会社をやめて、ここに2年通いました。

専科での一年間の授業料は当時100万円弱。
今はもっと高くなっているようですが・・・。

専科での私は上位クラスだったので、最初の一年は強烈に課題が多く、
とてもアルバイトをしながら通えるような状態ではありませんでした。

(ちなみに現在の専科は、学業に専念してもらうことが理由で在学中のアルバイトは禁止のようです)

ECC全日制英会話専科を選んだ理由

もともと中1 do/doesレベルもできなかった私。

いくらがんばったところで

平日正社員として
残業バリバリの環境で働きながらでの勉強では

英会話上級者になれても
オールイングリッシュの英文法講師採用試験に通る実力にたどり着くことは不可能でした。

この時点ですでにTOEIC®スコアは850点前後はあったので、受験資格はありました。

ですが、問題は面接時での英会話力。

英文法講師であっても採用試験はすべて英語で行われる上、受験者のほとんどは帰国子女などのバイリンガルスピーカー。

当時の私は英会話クラスの上級レベルだったとはいえ、所詮は生徒レベル。

とにかく採用試験に合格できる英会話力が必要。

アメリカ or カナダの大学に留学するか散々迷った結果

ECC外語学院全日制専科の
日本人の講師陣のクオリティの高さに惹かれて、ECC全日制専科へ飛び込みます。

全日制なので、会社を辞めないといけません。
相当な覚悟を背負いました。

2年間どっぷり英語漬けの生活へ。
日本にいながら終日オールイングリッシュの環境。

強烈なほどの課題漬けの環境でした。

日本にいながら留学している環境で
英語4技能「読む・書く・聞く・話す」が鍛えられて、講師採用試験を受けるまでの実力が身につけました。

卒業後は、ECC外語学院の採用試験に合格。
英文法講師としてスタートしました。

ECCでのスタートは「京都の沿線にある小さな校舎」から。
その後「京都・四条校(京都でいちばん大きい)」へ。

最終的に「大阪・梅田校(関西でいちばん大きい)」へと、わらしべ長者のような感じで大きなところへ移籍を繰り返しました。

駅前の小さい校舎から関西NO.1のもっとも大きな校舎へ転籍したのは、
実力が上がったことで私が受講できるクラスがもうそこに行くしかないという理由ではありましたが、

そんな消極的な理由だけではありません。

私がもっとも重要視していたのは、人が多く集まる環境での、さらなる人との出会い。

語学はコミュニケーションツール。

慣れきった狭い世界に居るのではなく
世界へ一歩踏み出す勇気を持った人が成功します。

この転籍は私にとって成功への大きなはずみになりました。

悩んでいる方必見!効果があった独学での勉強法(2022/5 更新)

ECC外語学院全日制専科での英会話・英文法クラスで出される課題のクオリティが高かったので、
それだけで実力はついていました。

ですが、言われたことだけやっているようじゃ、英語上級者と自負する資格なんてありません。
プラスアルファとしての勉強はして当然。

今回ご紹介するのは英文法の勉強法メインですが
結果として英会話にも効果を発揮するものを選んでいたことが成功の秘訣です。

英文法だけ、英会話だけという発想でやるのではなく、この2つは常に連動していることを念頭に。

「英文法基礎、どこからわからないのかわからない」

私は中学英語のどこまでができて、どこからができないのか?正直よくわからない。

これは私がこの教室で出会った
中学やり直し英文法の勉強をを始める大人の生徒さんたちに共通しているおことばです。

まあ、普通そうでしょう。
ご自身ではそれがわからないものだと思います。

ということで、ご自身でできるセルフチェックをご紹介。

まずは中学英語のやり直しをすること。
高校受験用の問題集を選んで、基礎レベルから解く。標準レベルの7割わかればOKです。

英語は反復の教科です。時間をかけすぎず、高速で何周も解くこと。

受験問題集のおすすめ出版社は「文英堂」です。
実際の中学生が解く「高校受験用」の問題集を使うこと。

※ほかの出版社さんのものでもOKですが、難関校突破みたいなあまりハイレベルではないものを選んでください。

問題集の解き方のコツ↓

高校受験用の英文法問題集を用意。
3年分の内容が一冊になったものがコスパも効率も良い。

中1からジャンジャン解いてください。
きちんと紙に答えを書くこと。

「こんな内容(笑)」と侮って
手を抜く勉強を合理的と勘違いしている方は、何をやっても伸びません。

必ずThis/That is ~. I am ~. You are ~からを。
(もちろんその前のアルファベットや単語も必要ならやる)

中1範囲でクラッシュする難関関所はこちら↓

※I am like you. Are you like Tom?
be動詞と一般動詞を混ぜてしまう。
頭では間違いだとわかっているが、手が動いて間違える(結局わかっていないからこうなると認めること)

※do/doesの文がわからない。
三人称単数主語がわかるようでわからない。動詞にはsが付く?つかない?名詞にsとの違いがわからない。

※疑問詞で始まる疑問文の語順が難しい。答え方もわからない

過去形の不規則変化が覚えられない。英文も作れない。

中1は通過できても
独学では難しいその先の中2、中3の範囲になると正答率が下がります(これが普通です)

※中2で多いのは
助動詞(may, must. should)、そして不定詞(to 原形)以降。

※中3で多いのは
「過去分詞」が入る文法内容なので、受動態や現在分詞以降。

最近流行りの大人向けの中学英語やり直し教材は

「生きた英会話表現」を意識した例文だったり、
短調な機械的な反復ドリルだったりするものが多く、使いづらい。

アマゾンのレビューは鵜呑みにしないこと。
自信をなくす結果につながるので、避けたほうが良いです。


「英文が覚えられない、頭に染み付かない」

英文の音読筆写!これが一番確実。
これは「瞬間英作文」と言われていて、独学でできる正攻法の英語の勉強法です。

英文を書き出すことで文構造がわかり、声に出すことで脳を刺激します。

平たく言えばそんな感じですが、詳細は動画でどうぞ↓

「単語本を覚えるのが苦痛。単語力増強できない」

なぜか英語ができない人ほど、すぐに単語本から入りたがる。

だけどこれをやる方、決まって続きません。
つまり無謀な勉強法をしているのです。

単語だけ覚えてどうにかなるなんて甘い。
英会話やTOEIC®対策の中で取り入れていくこと。これが必須です。

私自身はどうしていたかというと、
上述の過去のTOEIC®475➾900の学習者時代は、単語本を買ったことはありませんでした。

授業では毎週前週の復習テストがあり、非常に厳しいノルマがありました。

・単語や熟語
・品詞の使い方
・心にグッとくる英語表現

これらはすべて、当時通っていた英語スクールのTOEIC®クラスのテキストの中で覚えました。

強制的に暗記をせざえるを得ませんでした。
他の単語本の必要性がないほどのレベルでしたから。これが功を奏しました。

TOEIC®に出題される単語は、
実際のビジネスシーンや日常生活でも使われます。英会話の場でも役に立ちます。

ですが今の時代、独学する方のほうが多くなっています。
ご自身でTOEIC®を勉強する場合、ご自身でテスト問題を作るのは難しいでしょう。

その場合は問題集と並行して、単語本を購入して良いと思います。

TEX加藤氏の「金のフレーズ」「銀のフレーズ」がおススメ。

「銀フレ」のほうが簡単ですので、初めての方はそこからトライしてみてください。

アマゾンで検索するとすぐに出ます。本屋さんでも売っているベストセラーです。

※TOEIC L & R TEST
出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) TEX加藤(著)¥979

※TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 新書 – 2018/2/20
TEX加藤 (著)¥979

 

「Googleがあるのに何で英語辞書が必要?わからない」

これは勉強法というか、この機会にぜひみなさんに知っていただきたくてここに入れ込みました。

さて、みなさん英和辞書ってお持ちですか?

英文法テキストはジャンジャン持っているけど、実は辞書は持っていないという方多い。

持っている方であっても、何十年も前のものとか?

30年の時を経てこれを使おうとされる方、多いのですがこれは古すぎてダメ。

昔は手垢のついた辞書を
ずっと使うのが良いと言われていましたが、それはもう化石レベルの話。

今のインターネット時代に合わせて、辞書も最新のものをインストールしないと。

「語学学習において、辞書を使うのは当たり前」

しかしそう言われても
英語ができない方たちにとって、辞書はよくわからない存在のようです。

Google検索すれば日本語の意味なんてわかりますし、(かなりでたらめですが)翻訳機能もありますから。。

ではなぜ辞書は必要?

理由「この英単語の後ろには何詞が来る」
ご自身が作りたい英文が自由自在に作れるノウハウが網羅されているから

要するに辞書を読み込めるようになれば、自分の力ですべての英文の作り方がわかるということです。

極論すれば英文法の参考書、要らないのです。

しかしそう言われても・・・

「辞書なんて単語の意味を調べる以上、何の必要性がある?」

そう思っている場合は、
実際どんな辞書を使って、どう理解したら良いわけ?と思ってしまいますよね。

続きは動画でどうぞ↓
動画のほうがわかりやすいと思います。下記アイコンをクリック♪

その他意外な勉強法

勉強は机にかじるついて、テキストを読み込むだけでは飽きます。

こういう違う方向からのアプローチも、英語力増強に効果アリ。

「クラシック音楽を聞く」

リスニングはもちろん、英文暗記、スピーキングにも効果あり。

「英語は音楽だ」という観点で学び、脳を刺激しまくれということです。

音の感覚を鍛えると、英文を口に出したときのリズム感がアップ。

リズム感が上がると、英文が脳に浸透するので読むのも書くのも一気にスムーズになります。

英語にはピッチ(抑揚)があります。
私はここに注目して、あえて音階幅が広い曲を好んで聞いていました。

バイオリンならバッハ、ピアノならショパン。
バイオリンなら葉加瀬太郎。

美しいクラシック音楽を聴くことは心の平安になり、ストレス解消にもなります。

「洋楽を数曲マスターする」

英文をリズムに乗せて声を出すことで、脳を刺激しまくれ!

歌詞を暗記するレベルまで。
歌ってみたい好きな曲を選ぶこと!

英文法の基本例文の暗記だけでなく
英会話、TOEIC®テストのリスニングも良くなるので、試験前には絶対オススメ。

基礎レベルの方であれば
Top of the World(カーペンターズ)とかが良いでしょうね。

映画ボヘミアンラプソディの影響でQUEENなども良いでしょうが、ちょっと難易度高いかも。

そして他にはこの方法もありますよ↓

「学んだ知識を発揮して、実際の中学生たちに英文法を教えてみる」

英文法アウトプットの経験を持つこと。これは指導者にならなくても価値アリ。

全日制専科の2年目からは学習塾の非常勤講師としてデビュー。

集団指導塾でした。
1年後の英文法講師採用試験までの間、毎週毎週、実際の中学生を相手に授業を担当。

英文法知識はあっても、
中1のis/do/doesを実際の中学生にわかるように教えることができず、中学生たちから総スカン。

最初は激しいクレームの嵐。

ですがこの強烈な経験がきっかけで、
頭でっかちになっていた英文法知識を一からやり直し。

指導スキルを上げたことで
どの角度からアプローチされてもゆるぎない英文法力を身につけました。

実際に教える場を自分から作ることは非常に効果あり。
私は集団指導塾でしたが、今の時代は高校受験のための個別指導塾はいたるところにあります。

今は「副業=複業=福業」の時代になりました。
ある程度のご年齢のいかれた社会人の方であっても採用してもらえるチャンスがあります。

大卒がベストですが
個別指導塾の場合は高卒・短大卒であっても採用されるチャンスは、十分にあります。

目安として公立高校の入試問題(大阪府なら後期の簡単なほうの問題)がおおむね解ければ、採用可能なところが多いです。

英文法基礎からやり直した結果

  • TOEIC®スコアが劇的アップしました(2年以内に475⇒900超を達成)
  • 英語で英文メールを読んだり書くときは、
    日本語の文章感覚で頭に浮かんだことをそのままスラスラ読み書きできるようになりました。
  • 英語ができる同僚のサポートなしで、
    身につけた英文法力で海外のクライアントと直接交渉できるようになりました。
  • 「あなたの英文は正確でとても読みやすいから、信頼できる」と
    職場で評価されることがあたりまえになりました。
  • 英文法基礎からやり直ししたことで、同時に英会話力も大幅に上がり、
    大手英会話スクールの講師採用試験に合格できる実力まで到達しました。

それだけではありません!

「英語は学ぶ側から、教える側の立場へ」変化しました。
人生は何歳からでも変えられるという達成感を得ました。

この教室コンセプトの、English can change your life.をこの私自身が実現しました。

  • 自分のこの経験を、かつての私のような英語学習者さんたちに伝えることができるのではないか?と思い始めました。
  • 自分のこの経験を活かして、大人対象の英文法講師になろうと思いました。
  • 転職はもう難しいと言われる年齢からでも、堂々と会社を辞める勇気が出ました。
  • 自分にとってもっとも苦手だった英文法を教えることが天職になりました。
  • 「自分は欠陥商品だ(=無価値だ)」と思って強いコンプレックスを感じていた私でしたが、英語ができるようになったことで「こんな私にもやればできる」という大きな自信がつきました。
  • 本気とは「自分の限界を超える」こと。限界を超えることを続けたら人生は何歳からでも、どんな状況でも一発逆転できる。過去を上書き更新できることがわかり、自分のことが好きになりました。

英文法を基礎からやり直したことを転機に、英文法講師の道へ

いかがでしたでしょうか。

全部で10, 000文字を超えるこの記事を最後までごらんいただき、ありがとうございました。

この程度のことは世間ではよくある話かもしれません。

人よりちょっとだけ本気で
中学英語の英文法を基礎からやり直ししたことだけのこと。

ですが私は英文法を基礎からやり直したことを転機に、

どんどん道が開けていき、
40歳が見える年齢になって、

英文法講師として
収入を得る道にたどりついたことで

人生は何歳からでも、どんな状況でも一発逆転できることがわかりました。

過去はいつでも上書き更新できることを経験しました。

「英文法を基礎からやり直したことを転機に、英文法講師になる道にたどりついた」

私にとって、人生後半戦を堂々と生きる財産となりました。

室井玲子

 

プライドばかりが高く、ネガティブで自意識過剰だったかつての私。

そんな私の人生の価値観を
大きく上書きできる人生の中で最高の経験の一つになりました。

もしご自身が私のこの記事をごらんになって

「私も!」とお心がタッチしたのであれば、ご自身も同じ可能性を秘めているということ。

いくらすばらしい可能性であっても秘めているだけでは、人生の不発弾のまま。

実際に行動を起こすことで、未来は変わります。

 

 

最後に教室からのご案内

中学英語学びなおし英文法基礎講座(オンラインクラス)

※社会人の方を対象とした週末開講クラス。
※きめこまかい生徒ケアをするため、超少人数制です。

まずは体験クラスからどうぞ!
次回は4月から開講します。

ご案内できる枠がある時のみの募集ですので、ピンときた方はチャンスを逃さずどうぞ。

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