あなたは大丈夫?英語学習に挫折する特徴③(できる人を真似しない)
これまで挫折を繰り返してきた基礎レベルの大人の生徒さんたちを何年も見てきて思うことがあります。
「ご自身より英語ができる人の思考・言動を真似しない・・・ヽ(・∀・)ノ」
言いかえると「頭に壁を打ち付けてはますます意固地になって、苦痛に顔ゆがめて必死で答えを出そうとしている」ということです。
そりゃ、英語嫌いになるで・・・。苦行やん。
興味深いのはそういう方ほど「この教室は厳しい」とおっしゃるのですが、お厳しいのはこの教室や私ではなくて、実はほかならぬご自身ですよヽ(・∀・)ノ。
英語は語学。
語学はコミュニケーションツール。
人と人とのことばのキャッチボールです。
赤ちゃんがことばを覚えて話せるようになるまでの過程を思い浮かべると、わかりやすいと思います。
大人が何度も何度もことばを教えて、それを真似をして上達していくはず。
間違って覚えますし、発音できないことばだってあります。
英語の習得もそれと同じよ。
(みなさんは赤ちゃんではありませんが)基礎レベルのみなさんの英語力は、英語圏の方たちにとってはまるでことばを覚えている真っ最中の幼いこどもと同じ。
これは決して恥ずべきことではないです!
そもそも、外国語学習なんてカッコイイものでも何でもないんですよ。私はこれを声を大にして言いたい。
恥かいて体当たりで覚えるから、上達するのです。やる前から「恥ずかしいと思ってたらアカンね」ということなんですよ。
(どうしてもここに壁がある方は、英語知識インプット以前にこのお気持ちを越えることがご自身の英語学習のスタートになります)
「自分よりできる人を真似る」
茶道・華道・日本舞踊などの伝統芸能や、フラワーアレンジメントなどのレッスンなどはまさにそう。
お師匠の先生の一挙一動を真似ることありき。
真似て上手くなっていくのです。
真似ること=学び。
だけど・・・
茶道・華道・日本舞踊などの伝統芸能や、フラワーアレンジメントならばみなさん納得するのに、なんで英語学習は別物だと思うのだろう・・・?
英語学習だって同じですよ。
何かを習得するときの基本です。真似ることは。
英語は語学。
語学はコミュニケーションツール。
語学習得の場で「自分より上手い人の言い回しを真似ること」は必須。
・・・・と、私はこれまで生徒さんに何度も何度も何度も何度も(×100回ぐらい)伝えてきましたが、みなさんは最初ピンと来ないご様子。
「え?勉強は自分でするものです。人の真似なんていけないことだから、すべきではないと思います」
もちろんですよ。
勉強は自分でするもの。
でも、できる人を真似することとは別物じゃない?
うちの生徒さんたちはなんで真似することは邪道だと思うのか不思議だったのですが、指導経験を積むにつれて、その答えが見えてきましたヽ(・∀・)ノ・
この教室に来る生徒さんたち、つまり万年挫折を繰り返してコンプレックスが強くなっている英語学習者さんたちは・・・
「勉強とは頭から湯気を立て苦悩して自分の力で答えを出すもの。苦行であるものだ」と思っているご様子。
英語力に強い劣等感を感じている方の多くは、英語ができないままの過去からのご自身を責めていらっしゃいます。
「がんばりが足りなくて、すぐいじけて負けるダメ女」だと・・・。
だから、再チャレンジとなる大人の英語学習の場で、過去のご自身を取り戻そうとしているのかなと。
できなかった過去をこのような学習を利用して人生を再開することで、それなりの達成感は得られることでしょう。
ですが、もしご自身がその先にある未来が、つまり財産となる英語力がほしい方であれば・・・、単なる満足感で終わっていて本当に悔いなし?
理想のお勉強と、未来の人生のために手に入れたい財産(英語力)。
残念ながら、この2つは一致しているとは限りません。別物であることが多いのです。
挫折をしているということは。
本当に英語力を身につけたいのであれば、ご自身よりできる人を真似するという視野を広げることが必要です。
手当たり次第に学習しては間違った方向に心折れている方が多すぎます。
英語学習の成功にはメンタルが必要。
成功したいのであれば、もっとご自身のお心に向き合ってほしい。
私はいつもそう思いながら、生徒さんに授業をしています。