「あなたには英語センスがない」と言われても(私が英語講師になるまでの話)
帰国子女でもない、留学経験もない、そして若くない。
この実力とこの年齢で
バイリンガルスピーカーと対等に立てる
英語講師になることは厳しい。そもそもあなたには英語(を教える)センスはない。
人より努力はしているのは、わかるけど。
冒頭からうわっと思ってしまう、これらのことば。
これらは実は
この私が英会話スクールの生徒の頃、
担当していた先生方が、実際にこの私に対しておっしゃったことばです。
当時の私は30代前半。
当初はなんと
中1 is/do/doesもロクにできないレベルでしたが、
一念発起してガツガツっと学習したことで、
この時点で
TOEIC®スコア475➾800点前後まで到達。
英会話スキルはほぼ上級者レベル。
企業の海外部門にて
日常的に英語を仕事を使っていました。
これまで英語学習に投資した金額は、数百万。
けっこうお金、出してますね。
そんな私が自分の経験を活かして
大人の生徒さんに英語を教えたいと言ったときの、先生方のご反応が冒頭のことばでした。
それにしても厳しいな(・∀・)。
ですが、プロがいうことはその通り。
今思えば、当時の私はそう言われても仕方ない部分が多々ありました。
まあ、色々ばっさり否定された私ですが、
プロとして教える立場になり、
当時の一連のことばの意味が痛いほどわかるようになりました。
ダメだと言われてしまった
当時の私のメンタル面の弱い部分、今の立場ではよくわかります。
ではどうやって克服したのか?
「あなたにはそもそも英語センスがない」
「人より努力しているとは思うけど」
そこまで言われたこの私の
英語講師になるまでのストーリーをご紹介します。
今、この記事を投稿しながら、
英会話スクールの講師採用試験当日のことを思い出しました。
英会話ではなくて
英文法講師を志望の私であっても、採用試験はすべて英語で行われます。
それだけでも厳しいのですが、
さらに厳しかったのは
受験者を目の前でどんどん落としていく、オーディション形式の試験でした。
生き残るしかない試験でした。
当日、ずらりと並んだ帰国子女たちの受験者。
バイリンガルスピーカーの受験者の迫力に、
「ああ、やはり私には英語センスはないのか」
「何百万投資したけど、もうここまでか」
と何度も思いました。
過去の傷って大きいのです(・∀・)。
この場に及んで、弱気になる自分がいました。
「だって私はもうこの年齢だから」
「そもそも人より英語ができなかったから」
「がんばったところで、バイリンガルスピーカーたちに勝てるわけがない」
迫力満点なバイリンガル受験者たちを見ながら、
そう言い訳をしてしまう自分がいました。
ですが・・・
バイリンガル受験者の彼らからみた私も、大概ド迫力があったらしい(笑)。
まあ、今思えばそうだろうなと思います。
英語学習に成功する思考を
身に着けたことで、メンタルガンガン磨いたからね。
そう簡単に折れるかいな(・∀・)。
高学歴とか、海外経験の豊富さ?
まあ、あったほうが良いでしょうが、これらは関係ありませんでした(・∀・)。
採用されて、その後現在に至っているわけですから。
学歴とか、肩書とかよく言い訳にする人多いですけど、
関係ありませんよ。
そんな外見の飾りじゃなくて、
大事なのは、ご自身の中身(意思)がしっかりあるかどうかです。
これは断言できます。
だって、私の開始時点は中1 is/do/doesがまともに理解できなかったレベルでしたから。
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この記事が何かのご参考になれば、幸いです。