苦手なタイプ、教えたくない生徒さんに出会ったら(大人の生徒指導に悩む先生向け記事)
※大人の生徒指導に悩む先生向け記事ですが、
生徒さんにとっても成功するうえで大いに参考になると思います。ぜひごらんください。
先生はいつも笑顔でニコニコすべきだ。
どんな生徒さんにも愛を注いで、仏様、菩薩様のように柔和でなければ。
先生は常に公平で万人受けして当たり前。
だから生徒さんを悪く思うなんて、最低だ。
すべてを飲み込んで
「私の生徒さんはみんな良い人ばかり。感謝♪」
そう言えるようにならないと。
そうでないと、自分は指導者失格だと思っている。
まあ・・・そうですね。
そうあるべきですよねえ。
はい、常にそうありたいねえ(;・∀・)
ですが私は
常に心からそう言っている先生に今まで出会った記憶がありません・・・(;・∀・)。
ということで、本題いきますね。
悪い人ではないと思うけど
苦手なタイプ
正直教えたくないと思う生徒さん
勤め人の先生、教室を持っている先生
だれもが授業をしていたら、必ず出会うこの問題。
どの先生方にとっても
間違いなくもっとも大きな悩みの一つのはずです。
生徒さんが
「もし変な先生だったら嫌だ」と思うのと同じく
先生も「何だかやっかいそうな生徒さんだから嫌だ」と思うのは同じ。
生徒さんとは異なり
先生の場合は
「仕方ない、これは仕事」と思って
嫌だなあ・・・と思いながらも
そんな生徒さんにも笑顔振りまき、気分よく応対はできるでしょう。
だけどこれって
どんどんストレス累積されていき、先生ご自身のお心は病んでしまう。
折り合いつくうちは良いのですが、
お心のバランスを崩すと先生のお仕事をやめてしまうことにもなります。
良い人かもですが
正直苦手なタイプ
教えたくない大人の生徒さんと出会ったときは?
一度だけではなく
いつも似たような生徒さんに悩む場合は?(ここが重要ポイント)
もちろん「先生ご自身の身の危険が及ばないレベルの場合」という前提で話をしますね。
※身の危険を感じるほど恐怖を「一瞬でも」感じた場合は逃げてください。相手は子どもではありません、大人です。だから先生は全責任を取る必要はないのです。
悪い人ではないと思うけど
正直苦手なタイプ
教えたくない生徒だと思った生徒さんは
まさかと思うかもですが、
実は先生ご自身の人生の克服課題ではないかと思います。
こういう方たちを通じて、何か学ぶことがあるということです。
キレイごと?
ちょっと理解できない?
そう思うかもしれません。
私も当初、そうでした。
ですが私はそれに気づいたときから
そう思うようにしてみました。
こういう生徒さんがお越しになっても
自分自身を責めることがなくなり
まだ起きていない恐れにおびえなくなりました。
指導歴16年目の私。
生徒さんとの向き合い方はそりゃもう、悩んできました。
英語指導より悩んできた(;・∀・)。
同じ指導者のお立場の方に相談しても
「そんなことも解決できないの?」
「うちの生徒さんはみんな良い人ばっかりだから、私はそんなこと悩んだことがない」
「こういう生徒が来るのは、あなたが引き寄せているからでしょう?」
そう言われることが多く、いつの間にか言わなくなりました。
いちばんつらかったのは
「あなたが引き寄せているんじゃないの?」
ずっとこのことばを受け入れていました。
こんな自分が悪いんだろうと。
だけど、何も言い返せなかった自分に傷ついていました。
確かに自ら周波数は合わせていましたね。
これを引き寄せていたといえば事実でしょうが、
だけどこの引き寄せってことば、安易に使う方が多すぎると思います。
良い人だろうなとは思うけど
正直苦手なタイプ、
教えたくない生徒さん
いろんな事例があると思いますが、たとえばこのような状況では?
①先生ご自身はものおじしないタイプだが・・・
やってくる生徒は真逆。
優柔不断で頑固なので行動しない。
何を考えているのかわからず、イライラ度半端ない。
またはその逆もしかり。
②先生ご自身はマイペースでのんびりタイプだが・・・
やってくる生徒は野心バリバリ。
グイグイ来る生徒さんの迫力に圧倒されるのがストレス。
あとは、これもかな?
③先生は時間も約束もきちんと守る。
だけど生徒さんたちはそれができない。
ナアナアでルーズな人たちに振り回されて、「利用されている感」膨れ上がり疲弊してしまう。
私の場合は
①(優柔不断で頑固で行動しない)
③(約束ごとにナアナア・ルーズ)
チャキチャキした人間は
行動しない人(優柔不断で頑固だから)の気持ちがわからない。
約束守ることが当たり前の人間は、こういうナアナアでルーズな人間が嫌い。
もちろん悩むことなく
最初から指導をお断りするのもアリです。
余計なザワザワ間に心乱されることはありませんから。
先生のお心は常に平安でしょう。
ですが、いつもそうはいかないことのほうが多いはず。
仮に自由にできるご環境であっても
それを利用して、いつもこれをやってしまうと?
先生としてのご自身の成長は止まります(これも事実です)
嫌だったら最初から避ければ良い。
もちろんそうです。
いや、その前に気づいてください、先生。
一回限りではなく
いつも同じような生徒さんに悩んでいるということは?
繰り返しているということは?
それは先生ご自身の人生に必要な課題だということに。
再度ですが私の場合は、
①(優柔不断で頑固で行動しない)と③(約束ルーズ)。
私自身は真逆のタイプ。
だから無意識のうちに、こういう生徒さんたちに支配されてしまうのだと思います。
だけどこう思うことで、克服しました。
ご参考になれば幸いです。
①の場合なら?
(生徒が優柔不断で頑固で行動せず、何考えているのかわからずイライラ)
「人が決めるタイミングはそれぞれだ」
「こうなってほしいという望みを押し付けすぎない」
人は私と同じではない。
これをこういった生徒さんたちから学ぶこと。
そこで終わってはダメ。
そのうえで先生ご自身の許容範囲の線引きを明確にすること。
ここまでは受け入れるけど
ここからはダメという線引き(断る勇気)
これが崩れると先生の指導は崩壊するので、必ずね。
線引きはこんな感じ↓
ご受講の意思があるのかないのか、
いつもの癖なのか、わざと先延ばしにする生徒さん(運を逃す典型的なタイプ)
➾やるという返事が明確になければ、意思はないと判断するよと決める
➾日付を決めてその日までに返事がなければ、ないものとみなすと告げる
その生徒さんのご気質を受け入れた以上
先生は必要以上に犠牲者にならなくて良いのです。
くれぐれも生徒の優柔不断で頑固なペースに飲み込まれないように。
③の場合なら?
実は先生ご自身が
最初に生徒さんに約束事を伝えていないことが多い。
だから生徒さんたちは理解していない。
「もう大人なんだから言わなくても」と遠慮がちに言っているなら、それは通じていませんよ。
約束事が守れないのは
子どもの頃からの悪習慣ですので、相当手ごわいです。
それができない生徒さんが目の前にいるのだから、まずそう思うのをやめることから。
あとは約束事はきちんと書面化すること。
この教室ではご受講開始前に
お金のお支払も含む約束事に関しての同意書を作り、ご署名いただいてからご受講していただきます。
中にはこういうのを出したら、勝手に怖気づいて逃げ出す方、いますね。
ですがそういう方は、いずれどのみち問題起こしてすぐにやめます。
お金が絡むと大変です。
それまで無駄にフレンドリーだったり
やたらお上品だったりした方ほど一変して
「返金しろ、アンタのせいでこの私はやる気をなくしたんだから当然だ」とか言い出します。
自己都合は途中返金はできませんよと
お申し込み時から何十回伝えているのに、好き勝手言い出す。
※だからこそ事前に同意書(署名まで)を必ずとっておいてください。生徒さんの見た目にまどわされないこと。辞めるとなると態度が豹変するものなのです。
こうなると本当最悪です。
先生のお心は生徒さんの無責任な言動でぶち壊されます。
生徒さんの場当たりのご感情の
はけ口にされるために、先生はこのお仕事を選んだのですか?
違うはずですよ。
生徒さんに寄り添うのは大事ですが、先生ご自身をしっかり持ってほしい。
大人の生徒さんの場合
やる気出す・失うはあくまでもご自身の問題です。
自分で解決できないことを
人のせいにしている方とはかかわってはダメです。
約束事無視して
これだけお強くご主張できる方ですよ?
先生が心配しなくても、この方はご自身で生きていけます
先生ご自身が生徒をダメにしたらいけません。
そのために先生になったわけではないはずですよ、ね?
生徒さんの数だけ対策は異なります。
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