「忘れるな、自分が何者なのか」映画ライオンキングの英語表現より
この夏(というかこの9月)、私は映画ライオン・キングにハマりました。
アフリカの大草原のダイナミックな色彩と迫力ある音楽。
登場する動物たちはすべてCGでの合成だそうです。リアルすぎて最初ちょっと驚きましたが、2回目に見たら慣れましたヽ(・∀・)ノ。
それにしても、主人公シンバの赤ちゃんから子ども時代の可愛さ!この可愛さに心奪われた方、多いのではないでしょうか。
ライオンはネコ科なのですね。
ネコにしては足がどっしりして目の奥が鋭いけど、赤ちゃんライオンの仕草は子猫みたい。おなかがぽんぽんしていて、もふもふにゃんこみたいで可愛いです。
英語がわかるなら、海外の映画は字幕版で見るほうが絶対に楽しい。
日本語への吹き替え版だと声優さんのキャラが違うと、本来の作品のイメージではなくなってしまうから。
この予告編が好きすぎて、何度も動画を再生しているうちに登場人物たちのそれぞれの英語でのセリフを覚えてしまいました。
そんな私は来年で50になりますが、英語が恐ろしくできなかった20代の頃より今のほうが人生楽しい。
英語ができると世界が何倍も広がりますので、何歳からでも人生が何倍も楽しくなります。これは本当。
この映画で私が好きなシーンの一つが、陰謀による悲劇で殺されたシンバの父・ムファサがシンバに向けて言う2つのセリフ。
陰謀によって王国を追い出されたシンバはこの瞬間から未来の王としての尊厳を取り戻し、終盤への怒涛の展開に切り替わる瞬間。私はこの一連のダイナミックさが好きです。
Remember who you are.
忘れるな、自分が何者なのか
You must take your place in the circle of life.
お前の役目を果たせ、命つながるこの世界の中で
※日本語吹替版でのムファサは大和田伸也さんが演じていますが、これまたすばらしい。英語版のムファサと同じクオリティ!
さて、今日の本題。
最初のセリフの「自分は何者なのか」
これは、まさに英語的な思考!です。英語の世界ではよく聞く表現です。
「他人に流されず、自分自身をしっかり持って自分の意思で人生を生きているか」ということです。
ですが、私たち日本人にとってはダイレクトすぎる表現ゆえ、とっさにこのセリフを聞いてもピンと来ない方が多いのではないかと・・・。
これが英語と日本語の思考での大きな違いの一つですね。
英語ができるようになりたいと願っている方に「なぜ英語ができるようになりたいのですか?」と伺うと、多くのみなさんはこうおっしゃいます。
英語ができるようになったら、私はきっと・・・
「自分の気持ちを堂々と伝えることができるようになれるのではないか」
「自分の人生を自分でハンドリングできるようになれるのではないか」
英語の世界では当たり前のように問われる、この「自分は何者なのか?」ということば。
ということは、英語の世界に足を踏み入れて成功したいのであれば、「自分は何者なのか?」を知ることではないかと私は思います。
もちろん英語知識のインプットやアウトプットはそれ以上に必要です。
だけど、知識取得だけで英語ができるようになるのであれば・・・・、すでに日本人全員がネイティブ級の英語話者になっているはずですよね?
では、英語学習に成功する・しないの分岐点は何?
その一つは意識面(メンタル面・思考面)の違いではないかと私は思います。ですので、英語話者としての思考作りにもっと意識を向けることが必要だと思います。
「自分は何者なのか?」
この問いかけに「なんだかピンとこない」と言い訳して逃げつづけるのではなくて、思考錯誤して自分から近づいていくことも必要になりますね。
このことばを問いかけられても違和感を感じなくなったら、やっと英語学習者としてのスタートラインに立っているということではないかと思います。
と、映画を見ながら、ふとそう強く思いました。
※映画館での上映は9/26(木)までのようですので、ぜひ!