英語学習の成功を妨げる妄信的な思い込みをわかりやすく。私が過去失敗したダイエット法を例にして語ります
私は2020年のコロナ禍自粛期間の時、一念発起して人生初の本気ダイエットを開始。
長年太っていたのと、更年期真っただ中な世代ゆえ苦戦しましたが、8ヶ月で15キロ痩せました。一年たった今も、最大プラス1キロ以内の範囲を維持しています。
今まで何回も何回もダイエットしても、最初の数キロでギブアップしていた私。
今回やせることができたのは?
基本的には気合で乗り切ったのですが、それ以上にダイエットや栄養の知識を得たこと。
過去の私はとにかく無知すぎ。
今思えばだから挫折したのですが、当時はそんなこと全く気付かず。
だけどこれはダイエットに限らず、英語学習でも同じというのが私の自論。私たちはコンプレックスに感じていることに対しては、間違った理解を堂々とやってしまうのです。
ということで今日の記事は、
ダイエットに失敗していたころの私が
妄信的に信じていた間違っていたダイエット法を、
英語学習に挫折する方の多くが、同じく妄信的に信じている英語学習に例えてお話します。
※ダイエットに挫折していた過去の私が信じていた、無知すぎた思考
「一日の摂取カロリー数を下げればとっとと痩せるもの!数字が命♪栄養バランス?そんなの関係ねえ!」
これ、大間違いですから。
若いうちは代謝が良いのですぐに水分抜けてとりあえず体重減るのですが、50代だとそれは無理。
自分が年をとったことを認めていないのがアカン。
挫折する人はその分野に関しては過去の思考がアップデートできていないので、昔のやり方を踏襲する。
太っていた頃は偏った食事の結果、脂質・糖質・塩分過多なだけで圧倒的に栄養不足。栄養はゆきとどいていないのです(実際当時の健康診断の数値は悪かった)
栄養を無視したカロリー数しか見ないダイエットは、栄養不足になるので一時的に痩せてもすぐに戻る。
当初の私は「ダイエットというのはどうせリバウンドするものだから、こんなもの」と本気で思っていました。
挫折を繰り返したことで思考をこじらせる。コンプレックスを放置すると危険。
そんな過去のダイエット時の私の食事は・・・
・スープ春雨とゆでたまごとおにぎり!たまに野菜?
・スイーツや甘目のドリンクは、ゼロカロリー!カロリー得々♪
一応は納豆とお豆腐も食べていましたが、お肉とかお魚のメインがない(太るから)
カロリーさえ低ければ良いと思っていて、栄養のことがわかっていない。
若い頃はそれでも痩せたし
そもそもそのやり方しか知らない。そういうものだからネットで調べるのも面倒(これは私の場合)。
だけど50代になるとこんなやり方では痩せない。
そこでやり方、おかしいのかな?と思わないのが、成功体験乏しいゆえの怖さ(挫折を繰り返すと自分が知っているやり方に「今度こそは」と徹底固執する・・・)
思うように痩せないと意地になり、
今度こそはと信じて昼も夜もずっと同じものを食べてしまう。当然ですが、痩せない。
栄養バランスがグダグダだから、いくらカロリー低くても脂肪は燃焼しない。
あとはスープの塩分がアカン。
私は塩分をため込みやすいタイプ。夜にスープ春雨やお味噌汁を飲むと、朝の体重は減らない。
ちなみに酵素ドリンクファスティングにトライした時は、空腹に耐えるために梅干しとお味噌汁を取り過ぎて体重落ちず。
痩せないのではなくて塩分のむくみによる体重増。
だけど当初の私はそんなこと知らなかった。
当時は自暴自棄になりましたが、その理由は1年後にわかる始末・・・。
さらにダメなのは、ゼロカロリースイーツ。
この手の食品は超加工食品。
人工甘味料入っているので中毒性があり、なおかつ痩せないということがわかったのは後になってから。
とまあ、言い出せばもっともっとあるのですが、まずはこんな感じでしょうか。
Youtubeのサムネイル画面より。この時の左のbeforeの体重は今より8キロ増の時のもの。そこからさらに7キロ増量した時点でのダイエット開始だったので、いかに太っていたかお分かりだと思います。
では本題。
これらの思い込みは、英語学習においても同じだと私は常々思っています。
「英語ができない私は、まずは単語力から」
「だって私は語彙力が不足しているから。だからまずは単語力」
「とにかく単語を覚えるのが先のはず。単語覚えたら何とかなるはず。それから英会話とか英文法?」
はい、キター!
「単語力♪語彙力語彙力♪単語力♪」
「単語力♪語彙力語彙力♪単語力♪」
中途半端な英語学習を繰り返している方の全員(といっても過言ではない)が、妄信的に唱えるこのことば。
ダイエットに失敗していた私が「低カロリー♪ゼロカロリー♪低カロリー♪ゼロカロリー♪低カロリー♪ゼロカロリー♪」と妄信的に唱えていたのと似ていますね。
いやいや、無理だから絶対。
英単語だけを先に覚えても英単語だけがんばっても、それだけでは絶対英語はできるようになりません。
母国語であれば話は別ですが、外国語習得ですよ?
英単語だけを先に覚えればどうにかなるって・・・
だから続かないのです、過去の私のダメダメダイエット法のように。
語学習得に単語力は確かに必要ですが、「単語だけ」という発想がダメ。
同時進行の組み合わせが必須条件。
たとえば英会話ができるようになりたいなら、同時に話す訓練もしないと無理です。
そもそも単語本だけ覚える根性、あるんですか?
お話聞いていて、まったく楽しそうには思えないのですが。
英語が苦手な人がこんな難易度高い荒行を選ぶと、ダメな自分を再認識するだけですよ。自分に終身刑与えているから、だから途中で放り出すのでは?
みなさんがすぐに単語にしがみつくのは、
過去のご自身の受験勉強時代を再現しようとしているから(それしか知らないから)
でも受験生の彼らは同時並行して
リスニング、長文読解や英文法問題もやっています。そこを無視していませんか?
ということで。
この思考は先述した「ダイエット、栄養バランスなんて関係ない。摂取カロリー数字をゼロに近づければ速攻OK」という思考と似ています。
だけど、こういった思い込みは自分ではわからないのですよね。
ダイエットも英語学習も独学で一生懸命がんばっても、成功しない方が多いのです。
独学の限界をご自身で見極めるバロメーターは、
・いつも上手く行かない自分が心底嫌だ
・本当に絶対にできるようになりたい
ここの感度を上げること。
現実逃避しているとご年齢とともにどんどん鈍りますので、危険。
できない自分、ダメな自分、弱い自分をまるっと受け入れるのは絶対に大事。
だけど本当は手に入れたいのに、
好き放題言い訳してやろうとはしない自分を
「私はがんばらないんです♪私は自分にやさしくありたいです♪」
そういったもっともらしいことばでごまかしているなら?
現実逃避しているだけ。
それはやめたほうが成功します(ダイエットの私はまさにそうでした)
最後に・・・
「こんな今の自分、心底嫌だ!」はだれもが持っている当然の感情です。
人は何かを始める時「こんなことがやりたいな💛」よりも、
「こんな自分の人生、心底嫌だ!もう元に戻ってたまるか!」
そう思う方が強くご自身のお心に撃ち込むことができます。
間違いなく人生を変える起爆剤、心を燃やすガソリンになります。
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