英語ができなくても他人事♪とは言えない時代に。英会話する上で英文法学習は必要か？（大人初心者の英語学習者さん向け記事です）

「英文法なんて知らなくても、英語なんて話せるってよく聞くけど？」

はい、そのとおりです。英文法なんか無視して英語を発しても、（相手がご自身のその英語を理解する力があれば）相当ひどくてもおおむね通じます。

私は英文法講師ですが、英文法至上主義者ではありません。

「英文法のお勉強だけしても、それだけでは話せるようにはならない。英語話者になりたいのであれば、英文法と並行して英会話学習も必要」

と、この教室の生徒さんたちには常々申し上げています。あまりにも申し上げ過ぎで、口がすっぱくなって困るほどヽ(・∀・)ノ。

「英会話にも英文法基礎学習は必要」
このテーマで書き出すとたくさん伝えたいことが出てくるのですが、今日はまずこの話↓↓↓から。

ちんと教育を受けた英語圏の人たちは、英文法があまりにもぐちゃぐちゃな英会話をする日本人の学習者たちに違和感を感じています。

これは私が英会話スクールの学習者時代にネイティブ講師たちにそう言われて、「えっ、ホンマに？ゲゲゲッ（怖っ）」と思ったことです。

「え？そんなこと言われたことないけど？いつもVery Good! とほめてくれるけど？」とおっしゃる方も多いでしょう。はい。そうです。英会話スクール（とくに初心者レベルのクラス）の場合、生徒さんたちに英文法の間違いを事細かに指摘する講師は少ないでしょう。

日本人英語学習者、とくに初心者層の多くは英語で発話することに抵抗のある方が多いので、この時点で英文法を指摘すると嫌がられます。ですので「まずは口に出してもらう勇気をね」ということで、（「うわ、ひどい」と思っていても）講師は言わないだけです。

英文法がぐちゃぐちゃなままの英語。
この状況、日本にやってくる海外の人たちが話す日本語に置き換えてみるとよくわかると思います。

educational background（学歴）があり、国籍に関係なくきちんと教育を受けた方は、きちんとした日本語を話されていますよね。

趣味としての英語学習であれば、英文法なんて適当でも良いでしょう。英語なんて楽しくて通じればそれで問題なし。

ですが、ビジネスで対等に渡り合う関係の場合なら・・・？

あまりにもまちがった日本語を話す取引先の方を、ビジネスパートナーとして信頼することができますか？

 

ですが、「そんなの他人事。私は今の仕事で英語を使うことはないから」と思っている方も多いと思います。

これまではそういうスタンスでも問題なかったのに、40代、50代をすぎてからのまさかの組織のグローバル化に直面し、年齢が高くなっても英語力を求められるようになっている今の時代。

「そのときに考えたらイイんで✩」と先延ばしできなくなって、あわてて英語やり直し学習を始める方も増えています。

ですが、先延ばしにしていた分、追い上げに苦戦しているのも事実。そしてまた挫折を繰り返す。

「この先、組織で生き残っていくなら、急激なグローバル時代の変化についていけるか、そうでないか」に常に直面している40～50代にとって、これは脅かしではなくて事実。

本気で英語学習が必要なのに、苦手だから、初心者だから、基礎がわからないからとなんとなく先延ばしにしているみなさん。他人事ではない時代が来ていますよ。

鉄は熱いうちに打て。ご年齢を気にして始められないなら、なおさら今日が人生でいちばんお若い日。来たる2019年こそはぜひ行動を起こす方が増えると、私はとてもうれしく思います。