このことばが出たら要注意。私が中学英語 やり直し英文法基礎講座で大人の超初心者層の学習者さんを教えて驚いたこと
この記事は英文法講師の私が大人の超・初心者層の英語学習者の方たちを対象に「中学英語・やり直し英文法基礎講座」で指導した体験をもとにしました。
英語学習中上級者層の方たちにとっては「え?こんなの当たり前でしょう?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大人の英語超・初心者の方向け記事ですので、ご了承くださいね。
実はかつての私も大人の英語超初心者レベルの学習者でした。英語ができない人の気持ちに寄り添えると思って講師になったのですが、その考えは甘すぎましたね。学習者としての視点と指導者としての視点はまったく別ものです。
大人の初心者の方たちに教え始めた当初、生徒さんたちのご思考が衝撃的すぎて「え?なんで?」の連続。当時はずいぶん悩んだものです。なにせインターネット検索しても対策情報なんてヒットしませんから。
多くの英語指導者たちは挫折を繰り返している初心者層の大人の学習者さんたちのご思考は正直そこまで読めていないのです。そもそも子どもの頃から抜群に英語が好きでできるからこそ、指導者になった先生が多いですから。
なお、英語学習中上級者層の授業の場で、英語学習に対する心構えに時間をとってまで指導する必要は基本ありません。
ですが、初心者層の場合はそうはいかないのです。「え?もういい年した大人で、肩書きも勤続キャリアもあるのに、まさかそんなことから言わないといけないの?」とだれよりもまっさきに思ったのは、他でもないこの私でしたから。
その理由は、英語ができなくなった時点で「脳内鎖国状態」になっているから。できなくなった頃の思考のままでストップしているのです。早い方であれば中1の13歳頃。遅くても17歳ぐらいまでには・・・。
そういう方が大人になってやり直し英語(英文法)学習を始めるとき、無意識に「英語ができなくなったときの勉強のやり方やご思考」を再現しようとします。
「私は英語が苦手だから、これが私には快適です」と聞く耳を持たない。これが「脳内鎖国状態」です。
指導者に言われていることがご理解できないのは能力不足ではなく、視野が相当お狭くなっているだけの話。
そこに素直さがあれば問題ありませんが、物事をこじらせるご思考をしやすい方は「どうせ私は頭が良くないから」と、また鉄の扉の奥に閉じこもってしまう。
これが挫折を繰り返してはさらにねじれて凝り固まってしまっている、大人の英語初心者さんに多いご思考です。これでは思い描くような成功は手に入れられないでしょう。
腹を立てて辞めて次の指導者を見つけることは簡単ですが、どのスクールに行ってもどんな教材を使ってもご自身の根底が変わらなければ成功はできないのです。
対象層となる大人の英文法超初心者の学習者の方たちにとっては、この記事は目を背けたくなる内容かもしれません。ですが、ご自身がお持ちの英語学習へのコンプレックスは強い憧れの裏返し。現実逃避をせず、どうか前を見てください。
このことばが出たら、要注意。
私が大人の超・初心者の学習者さんたちに、中学英語やり直し基礎英文法を教えて驚いたこと
「英単語力が大事。とりあえず英単語♪。とにかくひたすら英単語♪」
英語学習において大事なのは英単語。おすすめの単語本をまっさきに購入しようとする。
⇒これは大学受験期の「試験に出る英単語」への記憶の名残でしょうか?とにかく、単語本♪単語力♪とおっしゃいます。
「英単語さえ覚えたらどうにかなるんでしょう?」というスタンス。
大学受験と生きた英語の学習スタンスは異なります。残念ながら単語本を覚えたぐらいで英語ができるようになるわけがありませんし、本を買っても最後まで続きますか?
英単語は実際に英文を読んで書いて文章でまるっと覚えたり、TOEIC®対策や英会話をしながら、あれこれ同時進行して長スパンで学ぶものです。中上級者であってもバイリンガル級の英語学習者であっても、単語力はエンドレス。日々学ぶものです。
ということで、英語学習時において極端に「単語力ファースト思考の」英語初心者の方、要注意。
「英文の音読って重要らしいけど?でも、こんなのやっても意味ある?声出すってカッコ悪いし、口を動かすと疲れるやん?でも英語はしゃべれるようになりたいけどな♪」
⇒外国語学習というのに母国語を学習する感覚。これができない理由。しかし、このように音読を軽視することが恐ろしい・・・ヽ(・∀・)ノ。口を動かすと疲れる。でも英語はしゃべりたいって・・・。
音読学習を軽視する日本人の英語指導者は皆無のはずですが、我々講師たちの思いは生徒さんたちには通じていないんだなあ。
「英文法ができない今の私は、英会話をやる価値はない。以上」
⇒多いです、これ。やっても意味がないとか価値がないとか・・・。それにしても自己肯定感、なぜそこまで下げたがるのでしょう?これが口癖になってしまうと、語学学習の成功はさらに遠のきます。
語学学習は同時並行が基本。英会話をやりながら英文法を学ぶほうが断然早く伸びます。語学学習はタスク処理力を上げること。同時進行です。
私はこのやり方で英語初心者から中上級者⇒そして英語講師になりました。本当にそのとおりだということがすぐにわかったからです。
様々な方向から脳の刺激をすることで、一気に上がります。歳を取って思考が凝り固まるからこそ、もっと脳は使って柔軟に広げないと。
この「意味がない」ということばは使いすぎると、語学習得に必要な「解決能力」を育てることができなくなります。成功したいのであれば、どうすれば両立できるようになる思考を持つことが大事です。
いかがでしたでしょうか?記事は今後加筆していきます。
さて、この教室は中1一学期のis/do/doesの時点で挫折を繰り返している大人初心者層を対象とした、英文法基礎講座を開講しています。社会人対象のやり直し英語学習を提供しています。
英文法内容だけでなく、きめ細かい生徒ケアが大きな特徴。今回ご紹介した記事のように「もう次は挫折しない英語学習への心構え」を丁寧に一つ一つ指導しますので、ご安心ください。
英語への苦手意識がお強く、中学英文法のやり直し学習から必要だと感じている大人の初心者レベルの方の多くが、「英語学習、なかでも英文法学習は難しく退屈で嫌なもの」と思っていらっしゃるのですが、それは子どもの頃の英語学習の初めての出会いが悪かっただけ。
さあ、ご興味ある方、ぜひ教室ウェブサイトトップページからごらん下さい。講座内容からお申し込みまでの流れが一連になっているので、わかりやすいですよ!この画像↓↓↓をクリックすると、ジャンプします。